通販利用経験72% 「パソコンで購入」回復傾向

 日本通信販売協会が6月に発行した「第29回全国通信販売利用実態調査報告書」で、通販でここ数年増改傾向にあったスマホ・タブレットによる購入が微減となり、パソコンからの購入が回復傾向にあることがわかった。昨年に通販で健康食品を購入した割合は18%だった。調査は委託により、1月から2月にかけて個別訪問留置調査によって実施。全国の15〜79歳男女1,200人を対象とした。

 

 通販の利用経験があるのは72.1%。最も高かったのは50代女性で93.5%だった。購入の際に見た通販広告を複数回答で聞いたところ、「携帯電話やスマートフォン・タブレット端末などのインターネット」が61.4%で断トツ。ただ前年調査から2.1ポイント減った。2位の「パソコンのインターネット」は31.6%で、前年調査から4.3ポイント増加。報告書では、「利用率が回復傾向にあることがうかがえる」としている。以下、3位が「テレビショッピング」で22.7%(前回22.4%)、4位が「国内カタログ」で12.1%(同10.6%)、5位が「折り込みちらし」で10.6%(同11.5%)という順になった。

 

 昨年の通販購入金額は平均6.6万円。男女40代は8.1〜8.3万円と他の年代より高かった。昨年に通販で購入した商品は、「婦人衣料品」が31.9%でトップ。「健康食品」は18.1%で9位だった。男女別に見ると、「健康食品」は男性が15.0%、女性が20.6%。年齢別では、70代男性が30.2%で最も多かった。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1744号(2022.7.20)で
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