【健食受託 調査解説③】 22年通期の市場見通し、物価高騰で不透明感
2022年通期の健康食品市場全体の見通しについて聞いた調査では、新たな変異株が続々と現れるなど、新型コロナ禍が長引く一方で、訪日観光客の一部受け入れが再開されるなど、インバウンド需要回復への期待が大きい。「好景気になる」との回答は32%で、昨年調査より5ポイント増となった。反対に、「不景気になる」との回答は3 %で、同5ポイント減となった。「どちらともいえない」との回答は65%で昨年と同数だった。
景気回復への期待は高まる一方で、未だ多くの企業が、先行きを見通すことはできないと感じているようだ。「不景気になる」「どちらともいえない」と回答した企業からは、「新型コロナやロシアによるウクライナ侵攻、円安が今後どのように影響するのかが予想できない」「海運コンテナ不足問題やロックダウンが引き続き影響する可能性がある」といったコメントのほか、「原材料の大幅な値上がりが気掛かり」「一般食品が値上りしているため、健康食品への支出が抑えられる懸念がある」「急速なインフレへ加速しているため見通しが立て辛い」といった意見が見られた。つづく
詳しくは健康産業新聞1742号(2022.6.15)で
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