特集【プロテオグリカン】 関節・美容系で伸長、SDGsの認知拡大も

 プロテオグリカンの機能性表示食品の受理数は累計80品目(5月末時点)と1年で33品目増加。アストリム、ファンケル、ディーエイチシー、フォーデイズ、えがお、皇漢薬品研究所のほか、化粧品を主力とする資生堂、新日本製薬、アテニア、ノエビア、加工食品の王子サーモン、ドリンクメーカーのダイドードリンコなど大手有力企業が展開している。

 

 新たなヘルスクレームも登場。トップサプライヤーの一丸ファルコスは、機能性表示食品で膝関節に関するヘルスクレーム(「関節軟骨の保護」「軟骨成分の分解を抑える」「膝関節の可動性をサポート」)に加え、新たに「日常生活における膝の動きの改善に役立ち、起床時の膝の違和感を軽減する」(商品名:プロテオールGⅡ、届出番号:F235)の届出表示が受理された。さらに、『プロテオグリカンF』として25mgの少量摂取で体感性を確認済みの「肌弾力を維持」(商品名:柔肌、届出番号:F128)についても受理され、原料提案を強化している。健康食品OEM受託製造会社であるグループのアストリムでは、新ヘルスクレームを追加してリニューアルした『プロテールGⅡ』を昨年8月に上市。「OEM製品の採用および販売の伸びは年々増加している」という。

 

 産学官連携で“あおもりPG”の認知拡大を進めている青森県では、コロナ禍でもさまざまな取り組みを実施。2021年9月末までの成果として、県内42社、県外33社が商品を開発、(一社)あおもりPG推進協議会加入企業(全106社)を対象とする累計製造品出荷額は約374億7,000万円(前年約297億円)となり、地域産業として着実に成長してきている。なお、あおもりPG協議会の認証商品はサプリメント33品、食品・ドリンク36品、化粧品105品、機能性表示食品9品の計183品(3月末時点)。化粧品や機能性表示食品はもとより、なたね油+PGのクレンジングオイルや、ねぶた絵パック+PG、黒りんご酢+PG、飲むゼリー+PGなど独創的な製品が次々と誕生している。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1741号(2022.6.1)で
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