「Vitafoods Europe 2022」  メンタルヘルスや新素材が盛況

 インフォーマ マーケッツが主催する「Vitafoods Europe 2022」が5月10〜12日の3日間、スイス・ジュネーブで現地開催された。126ヵ国から約700の企業・団体が出展。健康食品原料を中心に、ファンクショナルフード、飲料、サプリメントなどの最終製品、製造設備などが出展された。主催者によると「現地およびオンライン参加合わせて130ヵ国以上から、1万5,251人の来場者を記録、コロナ前に開催した2019年に近い来場者数まで戻った」と話す。日本からは、森永乳業や三菱ガス化学、富士カプセル、キユーピーなどが出展、サビンサやロンザ、ケミンなど現地法人を持つ原料メーカーの出展も多く見られた。テーマの1 つである「サステナビリティ」では、パネル展示や講演などが行われた。また同展では、ペーパレス化を推進し、入場券やパンフレットを排除しオンラインでの案内を導入した。

 

 会場では、メインステージ、ライフステージ、プロバイオティクス、新原料の4つのステージを設け、連日講演やトークセッションを開催。メインステージでは、メンタルヘルス、アクティブおよびパーソナルニュートリションについて有識者による講演が行われ、特にコロナ後のメンタルヘルスの重要性に注目が集まったという。ライフステージでは、女性の健康、健康的な老い、子供の健康をテーマとしたセッションが行われた。プロバイオティクスステージでは、国際プロバイオティクス協会による関連の研究成果や世界市場の動向なども発表された。新原料ステージでは、科学的エビデンスを持った原料のほか、近年欧米で人気のオメガ3 の新原料の紹介などが行われた。また、昆虫食のカウンターを設け、来場者にティスティングを行うなどの光景も見られたという。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1741号(2022.6.1)で
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