米タフツ大、クリルオイルに心血管系疾患のリスク軽減

 米国タフツ大学医学部教授のDariush Mozaff arian博士らによる研究で、クリルオイルの摂取により、血中中性脂肪値を大幅に軽減することがわかった。研究成果は、米科学誌『Journal of the American Medical Association』のオンライン版に掲載された。

 

 試験は、重度な高中性脂肪患者520人(アジア人を含む)を対象とした大型試験。オメガ3サプリメントを使用した臨床試験では世界最大規模となる。クリルオイルまたはプラセボのどちらを投与するかランダムに割り当てられ、26週間の試験前・試験中・試験終了後の中性脂肪値、オメガ3 指数、コレステロール値を検査した。その結果、クリルオイル投与群では、12週間後の血中中性脂肪値が基準値から26.0%減少したことを確認。プラセボ群では15.5%の減少となり、(-)10.9%という有意差を確認した。さらに、摂取26週間後ではクリルオイル投与群で33.5%の減少、プラセボ群で20.8%の減少となり、(-)12.7%という有意差を確認した。

 

 

詳しくは健康産業新聞1735号(2022.3.2)で
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