〈新年特別号〉特別企画②【22年・わが社の注力ポイント】 健食市場微減も、明るい材料目白押し

 2021年も新型コロナの影響に左右される1年となった。10月に緊急事態宣言は解除され、徐々に人々の暮らしもコロナ前に戻りつつあるものの、オミクロン株の登場などもあって、2022年も予断を許さない状況が続いている。本紙調査では、2021年の健康食品の市場規模は1兆2,708億円(前年比0.3%減)と、前年比微減となったものの、受託メーカーへの調査では、2021年の人気受注素材ランキングで「NMN」が初のトップ、「CBD」も5位と話題の新素材が躍動した。乳酸菌は腸活ブームの中、人気を継続、プロテインはユーザーの裾野をさらに拡大するなど、明るい話題も少なくなかった。

 

 化粧品はコロナ禍でインバウンド需要の喪失、マスク常用で口紅やチークなどのカラーメイクの苦戦などもあって前年比1割強の減少と、厳しい環境が続いているものの、ECなど通販を中心にスキンケアやヘアケアは堅調に推移。またコロナ禍で目元ケア、入浴剤、フェイスマスクなどの新たなニーズも生まれた。

 

 2022年はコロナ禍如何によるものの、海外との往来がなどが戻ることで、再びインバウンド需要の回復にも期待される。2022年の市場回復に向け、①「新素材・新製品の拡販」、②「主力素材・製品・サービスの提案強化」、③「受託事業の提案推進」、④「機能性表示食品事業に注力」に積極的に取り組んでいくことがうかがえる。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1731B号「新年特別号」(2022.1.5)で
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