ZOOM UP【パワーベジタブル】 野菜プレミックス原料、ニーズ高まる

 野菜摂取不足を補うため、野菜パウダーの活用が広がっている。野菜パウダー配合のサプリメントでは、国産野菜32種類に乳酸菌と酵母を加えた『国産パーフェクト野菜プレミアム』(ディーエイチシー)や、野菜成分のみの無添加サプリ『満点野菜』(ファンケル)、大豆ペプチドをブレンドした『野菜粒』(小林製薬)、野菜パウダープレミックスサプリ『ベジチャージ 12種類の野菜』(三笠産業)、クロレラやユーグレナ配合の『野菜力』(健康家族)などが売れ筋に。サプリメントだけでなく、加工食品分野でも野菜パウダーのニーズは依然として高く、野菜不足を補う観点から、より多くの野菜をバランス良くブレンドするプレミックス原料が人気だ。

 

 「令和元年国民健康・栄養調査」(厚労省)によると、野菜摂取量の平均値は280.5g(男288.3g、女273.6g)で、男女とも20~40代が少なく、60歳以上で多いという結果に。なお、令和2年、3年は新型コロナ感染症の影響により調査を中止しているが、令和元年時点では、過去10年で有意な変化がなかった。コロナ前の調査であり、その後の外出自粛による外食機会の減少や自炊の増大で、“コロナ太り”などが社会問題化しており、野菜不足の傾向はコロナ禍で一段と強まっている。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1731号(2022.1.5)で
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