東京栄養サミット、「東京栄養宣言」発出

 日本政府主催の「東京栄養サミット2021」が12月7~8日に開催された。初日のハイレベル・セッションで歓迎挨拶を行った林芳正外務大臣は、前回16年にリオで開催された栄養サミットから5年が経過し、世界が大きく変わったことを指摘。低栄養・過栄養という“栄養不良の二重負荷”は世界全体が抱える課題であり、「すべての関係者が一致団結してこの課題に取り組む必要がある」と述べた。

 

 開会スピーチを行った岸田文雄首相は、世界の約20億人が、糖尿病などの食生活に関連する病気で苦しんでいる現状に触れた。また、戦後、栄養不良に苦しんだ日本では各種の栄養政策を進めて、栄養状況を改善したことに言及した。首相は今後3年間で、3,000億円、28億ドル以上の栄養に関する支援を行うことを表明。またスピーチの中で、「栄養の力で人々を健康に、幸せにする」という日本栄養士会会長の中村丁次氏の言葉を紹介した。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1730号(2021.12.15)で
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