健食の健康被害情報、厚労省WGで審議へ

 厚生労働省は10月11日、薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会新開発食品調査部会を開催、健康食品との関連が疑われる健康被害情報について、「指定成分」による健康被害情報への対応を審議しているワーキンググループ(WG)の検討対象とすることを決めた。「指定成分」は、昨年6月施行の改正食品衛生法に基づき、特別の注意を必要とする成分として厚生労働大臣が指定。コレウス・フォルスコリー、ドオウレン、プエラリア・ミリフィカ、ブラックコホシュが指定された。

 

 これらを含む食品による健康被害情報は、4人の委員で構成するWGが「食品衛生上の措置の要否」を検討。主な症状等が厚労省ホームページで公表されている。昨年6月から今年9月末までの報告件数は347件。厚労省では症例の蓄積とともに、報告される症状が多岐にわたってくることが予想されるとして、WGの専門家を拡充。WGの「設置要綱」を改正し、3人の専門家をWGの参考人として加えた。また、健康食品の健康被害情報をWGで取り扱うことを「設置要綱」に追加した。つづく

 

 

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