連載【自然食品店・オーガニック専門店の戦略】 ㈱クレヨンハウス「野菜市場」店長 加藤みず樹氏 

 ㈱クレヨンハウス(東京都港区)は、有機JAS認証取得の商品などを販売するオーガニックフーズ専門店「野菜市場」を展開している。併設するオーガニックレストラン「広場」では、国内初のオーガニックレストラン認証も取得した。昨今のオーガニック市場について、「野菜市場」店長の加藤みず樹氏に話を聞いた。

 

──店舗運営のこだわりは?

 

 当社は絵本やおもちゃ、オーガニック食材を取り扱う企業として1976年に創業しました。「子供に安心なものを食べさせたい」という思いのもと、オーガニックフーズ専門店と共にレストラン事業も展開しています。オーガニックフーズ専門店「野菜市場」では有機JASあるいは同等の認証を取得した生鮮食品や加工食品、化粧品などを取り揃えています。基本的に認証のない商品は取り扱いがありません。昨今は“オーガニック風”な店舗がどんどん増えていますが、第三者による認証品を販売していくコンセプトは昔から変わりません。“何をもってオーガニックなのか”を消費者にきちんと説明したいからです。日本には旬の野菜を食べるという食文化がありますが、生鮮品については“旬”をテーマにした品揃えを心掛けています。

 

 オーガニックレストラン「広場」は2019年、国内初のオーガニックレストラン認証を取得しました。認証の基準は有機食材を80%以上使用する料理を5品以上提供することが条件となっていますが、当店ではこの基準以上の安心・安全なメニューを提供しています。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1720号(2021.7.21)で
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