連載【自然食品店・オーガニック専門店の戦略】 ナショナル麻布・副店長 岡部由衣 氏

 今年開店59周年を迎えるスーパーマーケット・ナショナル麻布(東京都港区)は、世界各国のオーガニック食品などを販売している。海外トレンドを取り入れた独自の売場づくりについて、副店長の岡部由衣氏に話を聞いた。

 

── 品揃え・客層は?


 1962年のオープン当初から輸入商品を充実させた売場づくりに注力してます。品揃えはオーガニック、グルテンフリー、アレルギー対応など、健康志向に対応した商品を充実させることに努めています。このほか、ベジタリアンやフレキシタリアンの人が多く来店するため、乳製品不使用のチーズや大豆使用の肉加工品といったプラントベース食品の品揃えも強化しています。

 

── 売れ筋・消費動向は?

 

 当店の売れ筋トップは『ピーナッツバター』です。挽売りスタイルで販売しているため、素材の風味とフレッシュさが好評です。昨今需要が高まっているのは、「CBDオイル」「オーガニックケール(生鮮)」です。「CBDオイル」は3年ほど前から取り扱いを開始し、オーガニックを訴求する商品が好調に推移しています。『オーガニックケール』は、炒め物料理やスムージーでの利用が多く、在宅時間が増えたことでまとめ買いが目立ちます。つづく

 

詳しくは健康産業新聞1718号(2021.6.16)で
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