特集【アーユルヴェーダ】 膨大な植物利用体系に無限の可能性

 インドの伝承医学であるアーユルヴェーダでは、副作用のない自然のハーブを伝統医療に活用し、ハーブ医薬品やサプリメントとして摂取することはもとより、ライフスタイルの改善や、ヨガの実践などを組み合わせることで免疫を高め、疾病の原因に働きかける。インド政府では、使用するハーブについて、ヒマラヤ地方や海岸地域、砂漠、熱帯雨林の生態系において6,600種類を確認、健康産業の根幹をなす伝統医学として活用している。

 

 国内の主要サプライヤーは、自然治癒力に着目して活用される6,600種のアーユルヴェーダ素材の中から、インド法人や提携企業などを通じ、エビデンス情報を含め独自の素材提案を展開。健康食品では、アーユルヴェーダを代表する素材であり、サンスクリット語の語源に“看護婦”の意味合いを持つアムラをはじめ、ウコン、黒胡椒、ガルシニアカンボジア、ガルシニアインディカ、モリンガ、ターミナリアベリリカ、グリーンコーヒー豆、ヒマワリ種子、マリーゴールド、コレウスなどが流通。一方、化粧品では、界面活性剤による毛髪・皮膚関連細胞のダメージに着目した新規ヘアケアコスメなどが登場している。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1715号(2021.5.5)で
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