【DATA BOX】 世界の植物タンパク質市場、2019~25年に年平均成長率8%と予想

 SDKI Inc.が3月25日に発刊した「植物ベースのタンパク質市場―予測2020~2025年」新レポートによると、世界の植物ベースのタンパク質市場は、2019~25年の予測期間中に8%以上のCAGR(年平均成長率)で成長すると予想されるとした。

 

 同社によると、植物ベースのタンパク質市場は、製品別(プロテインパウダー、プロテインバー、RTDプロテイン飲料ほか)、ソース別(大豆、エンドウ豆、ライスほか)、アプリケーション別(スポーツ栄養、追加の栄養)および地域別に分類されるという。

 

 特にスポーツ栄養セグメントでは、アスリート、スポーツ愛好家、ボディビルダーの間でプロテインバー、エナジードリンク、その他サプリメントの需要の高まりなど、市場の成長を後押ししている。また植物ベースの製品に対する支持の増加も、市場の成長を推進する可能性があるとしている。

 

 さらに植物ベースのタンパク質市場は地域に基づいて細分化されており、北米では、消費者は健康上の利点と高い栄養価のために植物ベースの食生活を採用しており、この傾向は予測期間中に増加する可能性があるという。なかでも米国市場では、国内の消費者の39%が積極的にビーガン製品を求めており、大幅な成長が予想されるという。またヨーロッパでは、体重管理や慢性疾患のリスク低減を目的に、植物ベースのサプリメントのニーズが高まっているという。