食薬区分改正案、新規追加候補に4成分

 厚生労働省は3月1日、食薬区分の一部改正案について意見募集を開始、欧州ハーブやアーユルヴェーダ素材など4成分が「非医薬品リスト」の候補になった。改正案で「非医薬品リスト」の新規追加候補となったのは、ガルシニアインディカ(果皮)、キバナオランダセンニチ(葉・花・茎葉)、ジオスゲニン、テアクリン。またすでに「非医薬品リスト」に収載されているゴマの部位に「地上部」を追加する。「医薬品リスト」の新規追加候補はなかった。

 

 ガルシニアインディカはインドのアーユルヴェーダで用いられてきた成分。肝機能やメタボに対する有効性が期待できるという。食薬区分について検討する厚労省のワーキンググループ(WG)が審議した結果、国外で食経験があり、「安全性にも問題があるとは考えられない」として、「非医薬品」とすることが妥当と判断した。

 

 キバナオランダセンニチは、欧州等で伝承的に用いられているハーブ。現地サプライヤーによると、サプリメントとしても利用されているという。食経験があり安全性にも問題はなく、厚労省WGでは、非医薬品が妥当、とみなした。化学物質等では、「ジオスゲニン」と、海外でスポーツ系サプリメント等に利用されている「テアクリン」の2成分について、安全性に問題はなく、「非医薬品リスト」の新規追加候補となった。つづく

 

 

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