【話題追跡】 展示会イベント順次再開

 新型コロナウイルスの影響により、今年2月に安倍首相が大規模イベントの開催自粛を要請したことで展示会は軒並み延期・中止された。日本政策投資銀行の発表によると、今年3~5月にかけて延期・中止となった国際会議や見本市、展示会等のビジネスイベントの数は235にのぼり、経済損失額は1,100億円に。

 

 特に展示会は顧客開拓や販路開拓を目的に開催される側面もあり、出展社・来場者にとって「ビジネスの場」を失われた格好に。健康食品業界でも「新規案件がストップした」「新素材のPRに苦労している」「ウェブ会議システムで新規営業は難しい」といった声が聞かれた。イベント開催地域の経済損失についても影響は大きく、ビジネスイベント再開による経済回復を期待する声も日に日に大きくなっている。

 

 こうしたなか、展示会業界では開催に向けた模索を続け、7月末には緊急事態宣言の解除後初となる展示会「第12回関西ホテル・レストランショー」(主催:日本能率協会など)がインテックス大阪で開催された。460社・830ブースが出展し、3日間で延べ1万3,933人が来場。同展による直接経済効果は16億円、会場での商談金額は31億円と推定されている。大阪に続き東京でも9月2~4日に「JAPANマーケティングWEEK【夏】」(主催:リードエグジビションジャパン)が東京ビックサイトで開催、3日間合計で1万5,349人が来場した。

 

 当社主催のイベントでは「ダイエット&ビューティーフェア2020」(9月15~17日・東京ビックサイト)、「イーコマースフェア大阪2020」(9月15~ 16日・マイドームおおさか)、「CPhI Japan(国際医薬品原料・中間体展)2020」(9月30日~ 10月2日・インテックス大阪)など、今月に9つの展示会が開催される。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1700号(2020.9.16)で
健康産業新聞の定期購読申込はこちら