特集【関西受託ガイド】 設備増強や新工場稼働などで業容拡大図る動き

 関西圏は、漢方に関連するハーブ・生薬の生産地として認知される奈良県や、薬種問屋・生薬加工業者の集中している大阪・道修町、日本の中心として機能した歴史的な背景を持つ京都、近代化と歩みを共にする兵庫県の国際都市神戸など、古くからの伝統と新たな商流との融合でダイナミックなビジネスが誕生する地域だ。国内屈指のインバウンド先進エリアでもあり、コロナ禍においては、圏内経済全体が厳しい状況下にある。


 だが、近畿財務局によると、スーパーやドラッグストア、コンビニ、ホームセンターで飲食料品や日用品の売上が増え、インバウンド減に苦戦する圏内経済全体に下げ止まりの動きが出てきた。健康食品では、コロナ禍で全国的に高まる健康維持・予防意識を察知し、“免疫系”、“コロナ太り”、“在宅ワーカー向け”“高齢者向け”などにフォーカスした提案も増えている。

 

 コロナ禍でも業績の好調な関西の健食受託メーカーとその戦略を見ると、独自素材や受託加工技術、業界トップの製造実績、単一形状に特化したプロフェッショナル技術——といったキーワードが見えてくる。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1699号(2020.9.2)で
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