【インタビュー】 (株)ファミリーマート日用品・雑誌部日用品・ヘルスケアグループ 櫛田奈美 氏

― 品揃えの傾向は?

 取り扱い品目に関して、ここ数年は「ゼリー飲料」の割合が高くなっている一方、「肝機能・二日酔い対策ドリンク」等は減少傾向にあります。ゼリー飲料については、「手軽に食事やおやつをとりたい」「栄養補給をしたい」という需要の高まりを背景に拡大傾向に。運動前後での利用シーン・利用層の拡大ほか、夏バテ等による食欲減退時の需要増も後押ししています。

 陳列で工夫している点は、カテゴリー別や機能性別にまとめることです。このジャンルの商品は比較的小さなサイズが多いため、関連性をもたせた見やすい陳列を心がけています。

― 売れ筋の傾向、購入者層について売れ筋上位は?

 『リポビタンD』(大正製薬)『inゼリーエネルギー』(永製菓)『オロナミンC』(塚製薬)です。コロナ禍の昨今は免疫・予防といった自己防衛意識の高まりから、ビタミン・ミネラル系の栄養素を含むゼリー飲料の販売が好調で、特に女性層の需要増が目立ちます。体調管理や栄養バランス訴求のビタミン補給系も好調に推移しています。

 購入者層について、手軽に栄養補給できるゼリー飲料は20代女性と20~30代男性の購入率が高く、若年層に支持される傾向に。栄養ドリンクは40代以上の男性。肝機能・二日酔い対策品は30代以上の男性。美容・健康飲料は女性全般での購入率が高い傾向にあります。つづく

 

詳しくは健康産業新聞1696号(2020.7.15)で
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