【TOPIC】 「ふじのくにマーケティング戦略2020」始動

 静岡県は今年3月、市場と生産が結びついた県独自のマーケティング戦略「ふじのくにマーケティング戦略2020」を2020年度から3ヵ年にわたり実施することを発表した。

 県によると、県産農林水産物の魅力を広め、マーケティングと結びついた生産拡大が重要な課題と認識しており、従来の“作ったものを売る”という「プロダクトアウト」型から、“どこの誰に、何を、どのように売るかを明確にした上で生産する”という「マーケットイン」型に発想を転換していくという。

 具体的には、市場を明確にした「海外戦略」「国内戦略」「県内戦略」と、県産品全体を横断的に展開する「品目共通戦略」の4つに区分。県の強みであるある茶、柑橘、イチゴ、シラス、木材、ワサビ、温室メロンなど11品目を対象に販路拡大を目指し、農林水産業の成長産業化に向け、全国をリードする施策を推進していく。県産品を積極的に売り込むためのシンボルマークも作成した。

 国内戦略では首都圏をターゲットに設定。県内複数のJAで機能性表示食品の届出が進む柑橘類については、さらに多くのJAでの届出を進め、パッケージやPOPでの表示についても支援していく。GABAを含む機能性表示食品として届出されている県産メロンについては、パッケージやポスター制作といったPRも支援していくという。

 

 

詳しくは健康産業新聞第1691号(2020.5.6)で
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