国際オーソモレキュラー医学会、ビタミンC点滴療法の臨床試験を開始

 国際オーソモレキュラー医学会は3月3日、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)予防と治療のための栄養療法」と題する報道向け説明会を開催した。

 同会会長で日本オーソモレキュラー医学会代表理事の柳澤厚生氏は、「現状、有効なワクチンや抗ウイルス製剤がなく、感染しても無症状、軽症、重症、重篤なケースがあるのは、個々の栄養状態や免疫力などに違いがあるため」とし、「通常のウイルス感染では、栄養バランスがとれて、十分な睡眠と休養、健常な免疫力があれば、感染を予防し、仮に感染しても軽症となりやすい」と説明。

 これまで実施済みのウイルス性呼吸器感染に対するビタミンCの予防・症状軽減効果や、インフルエンザ予防研究結果などの臨床試験実績を踏まえ、このほど中国の武漢大学付属中南病院および西安交通大学附属病院にて新型コロナウイルスによる重症肺炎患者の治療に、ビタミンC点滴療法の臨床試験を開始したと報告した。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞第1688号(2020.3.18)で
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