2019年食系流通、市場規模930億円(前年比2.6%減)

 2019年の食系流通における健康食品の市場規模は、推計で930億円(前年比2.6%減)。2014年以来5年ぶりの減少に転じた。消費増税前のまとめ買いの反動や相次ぐ自然災害を起因とした個人消費の冷え込みの影響を受けた企業が多かった。

 取材先からは新商品開発や新規事業、オーガニック販売業への業態転換、マルシェやイベント開催で活路を見出そうとする企業も少なくなく、オーガニックやプラントベースに注力する動きが広がっている。

 食に対する消費者意識の多様化を受け、潜在需要をいかに取り込んでいくのかが、今後の自然食品業界再興のカギとなりそうだ。つづく

 


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