【トピックス】 「脳の自律神経を休めることが大事」

 9月9日、東京ビッグサイトで行われた「ダイエット&ビューティーフェア2019」でも「睡眠」を取り上げたセミナーが開かれた。

 東京疲労・睡眠クリニック院長の梶本修身氏が「睡眠と美容を考える」と題し講演した。同氏は、肌のターンオーバーの乱れや肌のバリア機能低下、ホルモンバランスの不調などは、自律神経の機能低下が大きな要因と説明。「適度な運動や、快適・安心・安全な環境、自律神経を疲弊させない食生活、質の良い睡眠が大切になる」と強調した。

 また就寝後、5分以内に熟睡に入る人は睡眠負債の可能性があると指摘。「自律神経の疲労蓄積によるもで、質の良い睡眠とは言えない。10~11分に熟睡に入るのが理想」と述べた。いびきも睡眠の質を低下させると指摘。特に更年期女性はいびきをかきやすいという。いびき対策としては、「重症な人はCPAP療法があるが、軽症な人は、横向きや抱き枕が効果的」と話した。このほか、「寝汗も自律神経の疲労蓄積につながるので、エアコンを有効活用した方が良い」と述べた。

 

詳しくは健康産業新聞第1676号(2019.9.18)で
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