特集【北海道】 強固な道産ブランド、国内外で躍動

 北海道は2011年に、フード・コンプレックス国際戦略総合特区(フード特区)に認定され、2013年4月に、全国初の自治体認定による食品機能性表示制度「ヘルシーDo」がスタートした。「健康でいられる体づくりに関する科学的な研究」が行われた機能性素材を含む食品を道庁が認定する北海道独自の制度で、運用14年目を迎える。2月に4品(4社)の認定商品が加わり、累計認定商品は178品(94社)となった。商品形態もサプリメント、飲料、スムージー、ヨーグルト、スープ、チョコ、アイス、クッキー、ドーナツ、パン――など、バラエティに富んでいる。累計売上額は、2019年度に200億円に到達。2024年度には2倍超の438億円となった。

 

 北海道経済部食関連産業局では、認定商品の認知向上、販路拡大などを支援。北海道のアンテナショップ「北海道どさんこプラザ」での販促活動では、国内店舗に加え、バンコク、シンガポールの海外店舗でもイベントにも参加している。今年は台湾の食品展示会にも出展しており、さらなる認知拡大を図る。また、道局では、機能性食品の開発を目指す道内事業者を対象とした「ヘルシーDo創造塾」を定期的に実施。「今年度の募集人数枠はすでに埋まっている」という。受講後、認定された商品も出ており、「商品開発力の向上に繋がるなど、一定の成果が出ている」と話す。道産品を活用した機能性表示食品の商品では、米油(機能性関与成分:γ-オリザノール)、乳酸菌(同:乳酸菌YRC3780株、有胞子性乳酸菌など)、豚肉(同:イミダゾールジペプチド)などを機能性関与成分とした生鮮食品、加工食品の機能性表示食品が受理されている

 

 食の宝庫と言われる北海道。気候風土を活かした様々な農畜産物由来の特色ある機能性素材が流通する。水産業も盛な北海道は、サケを主原料とする核酸、プロテオグリカン、コンドロイチン、乳酸菌や、アカモク、ガゴメコンブなどを活用した機能性素材が健康食品や化粧品に利用されている。他府県に比べ、供給面の心配が少なく、安定供給できる点も大きな強みとなっている。今回、各社の取材からは、「需要増に伴い、栽培地を拡大している」「新たなヘルスクレームで機能性表示食品の届出を準備中」「新原料を展示会で初出品する」「リスク分散を踏まえ、北海道で製造・加工したいといった相談が増えた」「道産素材のみを使用した製品開発が進んでいる」など、具体的な取り組みや成果を上げるコメントが多数聞かれた。また、「海外事業を拡大している」「北海道ブランドはアジアから評価が高く、問合せが増えている」など、海外事業に注力するコメントも目立った。つづく

 

 

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