連載㉑【海外ヘルスケア最前線】 「Vitafoods Asia」韓国OEM企業が多数、アジアマーケットが沸騰
――欧米を中心に変化するヘルススケアビジネスに携わり、健康食品事業を手掛けるOctroll㈱・代表取締役の田中啓之氏が、海外ヘルスケア市場の最新動向などを紹介する。
9月2日から4日にかけてタイ・バンコクで開催された「Vitafoods Asia 2026」に、初めて共同出展してきました。東南アジア最大級のサプリメント見本市として知られるこの展示会、出展社は約800社、来場者は2万人規模と言われ、会場も昨年から1フロア増えて盛況を博していました。今回の展示会で個人的に最も印象に残ったのは、正直なところ素材トピックではなく「韓国OEM企業の勢い」でした。ブースのロケーションから装飾まで惜しみない投資が施され、外見の華やかさのみならず、剤型提案の幅まで中身もしっかりと充実。All in one shot(飲料と錠剤・パウダーを仕切って一体化させたもの)の発展型や、仕切りをなくして一体化させた新剤型、ゼリースティックなど、次々と新しい提案がされており、日本企業もこうあるべきだと、身が引き締まる思いでした。
一方、グミサプリはすっかり定番化したのか、ブースへの人だかりは限定的。代わって欧米市場同様、需要喚起を狙ったChew(ハイチュー状)剤型のプッシュが複数みられました。素材面では、やはり「GLP-1」の文字が随所に目立ちました。現地代理店との商談でも、GLP-1の関連素材を探すブランドが多いとのこと。欧米で注目が増す抗老化(Longevity)領域は、同展でも関連するエビデンスをもとに展示が始まっていました。一方、ニュースで注目されていたペット領域も専用スペースこそ設けられていたものの、人だかりは見られませんでした。フェムケア素材も乳酸菌やシャタバリ、ザクロなど散見されたものの、まだ散発的で爆発力には欠ける印象でした。 つづく
詳しくは健康産業新聞1844号(2026.9.16)で
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