【話題追跡】 「水素水」 初の機能性表示食品が誕生、市場の追い風に!?

 水素分子を機能性関与成分とする機能性表示食品の第2号が8月に誕生。メロディアンハーモニーファインが『水素たっぷりのおいしい水』、メロディアンが『水素たっぷり天然水』でそれぞれ、「中程度までの酸化ストレスがある健常人の日常生活での一時的な疲労感を軽減する機能」旨の表示で受理された。これまで難しいとされてきた水素水での受理だけに、水素水業界からは歓喜の声も上がる。水素分子が機能性表示食品として初めて受理されたのは2023年3月、三菱ケミカルグループの新菱が製造販売する『高濃度水素ゼリー』だった。化学メーカーとして培ってきた知見や技術を結集、増粘性多糖類やゼラチン、水溶性高分子などのマトリックス中に均一に水素を封じ込める特許技術で、ゼリー1本10g中に30〜40ppmの水素ガスを泡状態で閉じ込めた。水素分子初のヘルスクレームは、「本品には水素分子が含まれます。水素分子にはストレスを抱えている女性の方の睡眠の質(睡眠時間延長感)を高める機能が報告されています」。

 

 水素商材市場は年々右肩上がりで成長。2025年には10年ぶりに300億円の大台まで回復した。一方、容器入り水素水の市場は厳しい状況が続いていた。背景には、2016〜17年に掛けて執拗なまでのメディアによる水素水のネガティブ報道がある。「水素水はただの水だ」「インチキだ」と散々叩かれ、2016年に316億円だった水素商材の市場規模は翌年3割減少した。当時は容器入り水素水や水素水生成器が市場の多くを占めていたが、ネガティブ報道以降、大半のメーカーが市場から消えた。その後の調査でも、容器入り水素水メーカーに回復の兆しは見られない状況が続いていた。今回メロディアングループが水素水で初の機能性表示食品に受理された。開発担当者は、「何度も何度も差し戻しを受けた」とし、機能性研究と並行してキャップや容器、充填方式まで、水素が抜けない独自技術を追求し続けた同社の努力には頭が下がる。同時に、本件は水素水に携わる多くの研究者、業界関係者にとって、汚名返上・名誉回復にも寄与する事例となった。つづく

 

 

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