【調査データ解説】 業況/機能性表示食品/海外展開
本紙編集部では7月中旬から8月初旬に掛けて、青汁製品の主要販売メーカーをはじめ、原料サプライヤー、受託加工・製造企業を対象に、訪問取材およびアンケート調査を実施。54社より回答を得た。調査では、青汁事業の26年上期の業況および下期の業況予想。機能性表示食品への対応、海外展開などについて聞いた。
◆26年上期、「良かった」が昨対で6P増加
2026年上期の青汁事業の業況について聞いた結果、「良かった」と回答した企業は昨年調査より5.9ポイント増の25.9%。「販促活動を強化した結果、売上が伸びた」「新製品の売れ行きが順調」(販売メーカー)、「新規の受注を複数獲得できた」「有機系青汁の受託が堅調」(受託メーカー)、「大麦若葉エキス末の需要が伸びた」「明日葉の原料供給が伸長した」(原料サプライヤー)などのコメントが見られた。一方、「悪かった」との回答は同 3ポイント減の13.0%。「どちらともいえない」は同2.9ポイント減の61.1%となり、2026年上期はまずまずのスタートを切ったと見られる。2026年下期の業況見通しについては、「良くなる」との回答は同1.4ポイント減の22.6%、「悪くなる」は同2.6ポイント減の9.4%、「どちらともいえない」との回答が同3.9ポイント増の67.9%。前年と比較して、大きく代わり映えはなさそうだ。つづく
◆機能性表示食品の受理実績、昨対倍増に
販売メーカーを対象に、「機能性表示食品」への対応状況を調査した結果、機能性表示食品の青汁製品を販売している企業は昨年調査より24.5ポイント増の47.8%に急伸した。青汁製品市場で機能性表示食品の売れ行きが順調である点を裏付ける結果となっている。機能性表示関与成分は、GABA、エラグ酸、乳酸菌、ビフィズス菌、イヌリン、中鎖脂肪酸、桑の葉由来イミノシュガーなど。主なヘルスクレームは、「糖の吸収を抑える」「食後の血糖値、中性脂肪の上昇を抑える」「腸の調子を整える」「便通改善」「体脂肪・内臓脂肪を減らす」「高めの血圧に働き掛ける」など。腸活やダイエット、抗メタボなどを意識したヘルスクレームが多く見られる。つづく
◆海外取引実績は3割強、台湾がトップ
国内の青汁市場がここ数年、飽和状態となっている中、海外市場の開拓に注力する企業も少なくない。今回の調査で、海外取引の実績について聞いた結果、直接または取引先を通じて「海外取引の実績がある」と回答した企業は昨年調査より1.3ポイント増の32.6%となった。海外取引実績のあると回答した企業に、取引国を複数回答で聞いた結果、昨年調査と同じく台湾(8票)がトップ。2位タイには中国とシンガポール、米国が5票で並んだ。米国が 1つランクを上げた。つづく
詳しくは健康産業新聞1842号(2026.8.19)で
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