【話題追跡】 物価高による節約志向・買い控え傾向の個人消費、販売側が工夫する「サプリ」+αとは?

 物価高騰に伴い、国内の個人消費が低迷気味だ。こうした中、サプリメントの販売会社では、定期購入者への保険の付帯や、推し活との連携、女性就労者へのサプリ購入支援など、「サプリメント」+αの戦略で工夫を凝らし、売上を伸ばすケースが見られる。既存事業を活用した特殊なサプリメント販売なども登場しており、買い控えが進む個人消費のテコ入れに力を入れている。 ㈱LEFT-Uは、成長期の子供向けに特化した栄養サポート商品を展開する自社ECサイト「ソダツドットショップ」で、主力ブランド『セノッピー』の定期顧客に保険をプレゼントしている。『セノッピー』は栄養機能食品グミとして2019年に上市。市場におけるグミ人気を背景に、競合との差別化として、定期購入者限定で保険付帯サービスを実施。保険サービスがきっかけとなり、販売数が急増。2026年6月時点の累計販売個数は915万個を突破している。購入者からは、「子供が友達のものを壊した時、個人賠償の補償が使えて本当に助かった」(30代主婦)、「子供が部活でケガをした時に役立ち、継続しておいて本当に良かった」(40代主婦)、「定期便は途中でやめづらいイメージがあったが、保険付きなら万一の安心もあるし納得して続けられる」(60代女性)など、実用性を評価・支持する声が多く寄せられている。商品に保険を付帯する『ホケプラ』として提案するゼアーウィンスリーサービス㈱によると、「顧客の継続率に悩むEC・通販業界で導入企業が急増している」という。

 

 サプリメントの販売と、アイドルや芸能人の推し活が連携するケースも。サプリメント購入により、推し活の対象であるミュージシャンやアイドルのサイン入りカードやトーク券、シール等のグッズが貰えるコラボキャンペーンなどが好評。SNSを通じてサプリメントへの親密度を高める試みも見られるなど、持続的な推し活に繋げる取り組みが進んでいる。成長分野であるフェムケア市場でも販売の工夫が見られる。㈱マツキヨココカラ&カンパニーでは今年2月より、新たな女性活躍支援として、大塚製薬㈱と連携し、葉酸やエクオール含有サプリメントの購入全額補助や、管理栄養士による栄養相談の提供を実施。“更年期ケア”に着目し、サプリメントの提供や利用を促進することで「症状改善度や、労働生産性損失額の減少などの効果検証を行っていく」という。つづく

 

 

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