厚労省、食薬区分を一部改正 「医薬品リスト」の植物由来物に学名追加

 厚生労働省は8月5日、食薬区分の一部改正について都道府県等に通知、基原植物を明確にする観点から、医薬品リストの「植物由来物等」に学名の記載を追加した。今回の改正では品目の「分割」等も行われており、「植物由来物等」の品目数は253から339に増加した。厚労省では物の成分本質(原材料)について、医薬品と判断したものを「専ら医薬品として使用される成分本質(原材料)リスト」(医薬品リスト)に収載。関係者の利便を考え、参考として「医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質(原材料)リスト」(非医薬品リスト)を例示している。またそれぞれのリストで、「植物由来物等」「動物由来物等」「その他(化学物質等)」ごとに整理している。食薬区分は2001年3月の2区分化以降、定期的に品目の追加等を実施。今回の医薬品リスト改正は植物由来物等への学名追加だけでなく、一部品目の分割、名称の和名表記などを行う大幅な改正となる。

 

 非医薬品リストへの学名追加は、昨年5月に案を公表、意見募集を経て今年5月の改正まで約1年を要した。一方医薬品リストへの学名追加等は今年5月25日に案を公表しパブコメを実施、意見募集に関係した意見は1件で、8月5日に改正となった。今回改正のポイントの1つである「学名」は、植物由来物等の全品目に明記。イタリック体で記載した。複数の品目で、日本薬局方や日本薬局方外生薬規格を踏まえた「分割」を実施。例えば「インヨウカク」は薬局方を踏まえ、「イカリソウ」「トキワイカリソウ」「ホザキノイカリソウ」など7種に分割された。このほかオウレンやマオウなど多数の品目で分割が行われ、リスト収載品目数が増加することとなった。食薬区分では、「部位等」として、当該植物のどの部位が対象となるのかを明示している。この「部位等」についても一部を改正、コンミフォラ属、セイコウ(新リストでの名称はカワラニンジン)、ボスウェリア属などで部位等の表記変更を行った。また、スカルキャップ(新リストでの名称はスクテラリア・ラテリフローラ)など、備考欄を修正した品目も複数ある。つづく

 

 

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