夏季特別号【食系店舗ルート】 自然食品市場、供給不安と需要二極化で停滞感
2026年上半期の自然食品・オーガニック市場は、これまでにない複合的な逆風に直面した。原材料価格の高騰、物流費・人件費の上昇、円安など国内要因が重なる中、中東情勢の悪化による国際的な供給不安も加わり、業界全体の経営環境は一段と厳しさを増している。2026年上半期の消費者行動は、明確な二極化が進んでいる。一方には、健康維持や未病対策を目的に自然食品を継続的に購入する層が存在する。発酵食品、DHA、板藍根、ハトムギ酵素など、体調管理に役立つ素材が安定した需要を維持している。他方では、生活防衛意識の高まりから「必要なものだけを買う」消費者が増加。物価上昇が続く中、自然食品のような高付加価値商品は購入の優先順位が下がりやすい。特に家庭の支出を抑えたい層では、日常的に使う調味料や食品に需要が集中し、嗜好性の高い商品は伸び悩んでいる。この二極化は、自然食品市場の構造変化を象徴しており、企業はどちらの層にも対応できる商品構成や販促戦略が求められている。つづく
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