夏季特別号【特保】 疾病リスク低減特保、商品増に期待

 特保の今年上期の表示許可件数は8品。商品名や風味等の軽微な変更等をした再許可特保2品や、難消化性デキストリンを関与成分とした規格基準型特保3品、疾病リスク低減表示特保が1品など。特保開発は低迷が続く。6月25日時点で、特保総数は1,026品となった。市場全体をみると、特保飲料は機能性表示食品へのスイッチ品も多く、今一つ盛り上がりに欠ける状態が続く。全国清涼飲料水連合会によると、2025年の機能性表示食品生産量は、2022年と比較して155.2%の1億2,469万ケースだった一方、特保生産量は74.1%の3,574万ケース。年々、生産量の差が広がっている。

 

 こうした中、サントリービバレッジ&フードは、『特茶』のヒトによる長期飲用試験のエビデンスデータを介して、ユーザーとのコミュニケーションを図り、『特茶』ブランドの強化を進める。キリンビバレッジは今春、リブランディグ商品として、高濃度カテキンを含み、飲みやすさと美味しさを実現した『キリン ヘルシア うまみ緑茶』を上市。「ヘルシア」ブランドの4月単月の出荷量は前年同月比約2.8倍で、新商品の売上が底上げに繋がった。ヨーグルトをはじめとした乳製品特保は、明治、森永乳業、雪印メグミルクの上位3社の今年上期売上は、前年を上回る見込み。健康志向の高まりに加え、価格改定や、物価上昇による節約志向の高まりから、大容量タイプの特保商品に需要が高まったことも大きいようだ。

 

 一方、特保の強みを生かした疾病リスク低減表示特保では、Umiosが『DHA入りリサーラソーセージω』をスーパーマーケットやドラッグストア、通販などで販売。表示内容は、「日頃の運動とDHA及びEPAを含む健康的な食事は、将来、心血管疾患になるリスクを低減する可能性があります」。2025年10月には、『DHA入りリサーラソーセージ ACE』が疾病リスク低減表示特保して許可された。表示内容は、「日頃の運動とDHA及びEPAを豊富に含む健康的な食事は、血清中性脂肪値を下げることが示されています。高い血清中性脂肪値は動脈硬化性疾患のリスク因子の一つです」。発売時期は未定とのこと。つづく

 

 

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