【話題追跡】 ”炭酸+青汁”、市場拡大のブレイクスルーに!?
本紙推計による2025年の青汁市場は、前年比1.5%減の988億円となり、11年ぶりに1,000億円を割り込んだ。「野菜不足を補う」という明快な訴求を強みに、市場を拡大してきた青汁製品だが、ここ数年は、市場成長に陰りが見られ、ジリジリと市場は右肩下がりで推移している。「青汁を知っているが、飲んだことはない」という潜在顧客は未だに多いものの、潜在顧客を購買に繋げられないジレンマが続いている。PETボトル入りの青汁飲料やグリーンスムージー、ゼリータイプの青汁などが一定はヒットし、最近では機能性表示食品を受理した青汁製品やオーガニック青汁の売れ行きが伸びつつある。これら火種は見られるものの、過去にあったフルーツ青汁の一大ブームのような、市場を大きく動かすほどのインパクトは見られていないのが現状だ。ここ数年の青汁市場では、ブレイクスルーを見つけることが、業界共通の課題となっている。
こうした中、今年に入り炭酸青汁という新たなアイテムが誕生している。佐々木食品工業では、4月の健食関連の展示会で炭酸青汁のサンプルを展示し、OEM提案を呼び掛けた結果、反応はまずまず良好だったとのこと。4月には、通販大手のビタブリッドジャパンが『噂の重曹クエン酸青汁® PREMIUM』を上市。同社担当者によると、「重曹クエン酸水を軸に青汁の良さをプラスした新発想の飲料。SNSを中心に30〜50代くらいの女性層をターゲットにしている。まだ発売したばかりだが上々の滑り出し」とコメントしている。この他、青汁販売メーカーでは、日本薬健やヤクルトヘルスフーズをはじめ、青汁のソーダ割りをレシピ提案するWEBページも徐々に増えてきており、この夏に向けて炭酸青汁を仕掛けようとする動きが顕著化し始めている。
もともとは、割材だった炭酸水が飲用で市民権を得たのは、ここ10年程度。酷暑の中、炭酸の爽快感は欲しいが、甘さは不要といった層に支持を受け、無糖炭酸水市場は右肩上がりで成長している。今では大手清涼飲水メーカーのNB品だけでなく、ストアのPB品も増え、GMS、SM、DgS、CVSなど店舗での無糖炭酸水の棚は大きくなっている。無糖炭酸水の人気に乗じて、炭酸青汁、青汁ソーダが夏の定番ドリンクの市民権を得られるのか…青汁市場の今後を占う意味でも、今夏の動向から目が離せない。つづく
詳しくは健康産業新聞1839号(2026.7.1)で
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