【調査データ解説④】 中東情勢の影響/受注件数が伸びているカテゴリー&剤型

【中東情勢の影響】

ナフサ不足が製造現場を直撃、9割超が「影響がある」と回答

 今年2月に米国・イスラエルによるイランへの軍事攻撃が始まり、その後、事実上のホルムズ海峡封鎖に発展した。原油を搭載したタンカーが通過できないことがニュースで報じられるなど、懸念される事態となっている。今回の調査では、中東情勢の緊迫化に伴う影響について調査を行った。ホルムズ海峡封鎖に対しては、94.4%が「影響がある」と回答。健食製造現場も大きな打撃を受けた。ナフサ(粗製ガソリン)不足による物流関連資材、工場内備品の不足など、様々なところで影響が出てきている。具体的には、「包材袋の入手が不安定」「印刷袋が不足している」「試験試薬が足らない」「ビニール袋や手袋の入手が困難」「クラフトテープやバンドが不足気味」「容器等の包材の選択が減った」「ナフサ不足でパレット用ストレッチフィルムなどの軟包材の入荷が遅れている」「ホットメルト接着剤が入手しづらくなってきた」―― など、様々な回答が寄せられた。また、資材、容器などでは、「フィルムやアルミパウチなどの資材は、仕入れ先のサプライヤーから、新規受注は“NG”と言われた」「納品の期時期は未定との案内があった」など、仕入れ先から注文量の制限や、納入時期の遅延も起きている。仕入価格も値上がりが続いており、先行き不透明感が漂う。つづく

 

【受注件数が伸びているカテゴリー&剤型】

「美容・美肌」カテゴリーがダントツ1位、剤型は「粉末」「錠剤」が上位

 加工・製造などの受注件数が伸びているカテゴリー(複数回答)を聞いた調査では、「美容・美肌」(61票)が2位と20ポイント以上の差をつけて断トツのトップだった。昨年の51票よりさらに増えた。コラーゲン、プラセンタ、ヒアルロン酸、セラミド、アスタキサンチンといった定番素材に加え、人気のNMNや、リポソーム技術を活用したビタミンCなど、特色ある機能性素材の利用が進む。機能性表示食品では、肌領域と、「睡眠」「ストレス」「整腸」などと組みわせたダブル、トリプルヘルスクレームの商品が増えている。一方、受注が増えている商品剤型(複数回答)を聞いた結果、「粉末」が37票でトップ。青汁やプロテインの受注は引き続き好調となっている。次いで、「錠剤」(33票)、「顆粒」(30票)、「飲料」(27票)と続く。グミなどの「サプリメント剤型以外」は21票で5位だった。つづく

 

 

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