【調査データ解説①】 人気受注素材ランキング(26年上期実績/26年下期予想) トップは 「乳酸菌」、際立つ強さ

 本紙編集部では、健康食品受託加工・製造企業を対象に、「2026年上期(1~6月)の人気受注素材」と「2026年下期(7~12月)の人気受注素材予想」について調査した。今年上期の受注素材でトップになったのは「乳酸菌」(34票)。腸内細菌への関心は高く、“腸活”といったフレーズは、日常生活の中で浸透している。腸脳相関に関わる研究も進展。腸内環境のバランスの乱れが種々の疾患に繋がることが解明され、消費者の腸内環境改善に対する意識が一層高まっている。各社では、特徴を持った乳酸菌を展開。「腸内環境改善」「便通改善」などの整腸作用領域を筆頭に、「免疫機能の維持」「体脂肪低減」「歩行機能の向上」「肌の潤い維持」「ストレスの軽減」「目・鼻の不快感を緩和」「食後の胃の負担を和らげる」「睡眠の質向上」「記憶力の維持」「膣内の調子を整える」――など、バリエーション豊富なヘルスクレームの機能性表示食品が流通する。また、「BMIが高めの健康な方の、健常域で高めのHbA1c(血糖コントロールの指標)の低下をサポートする」「除脂肪体重(全身の筋肉量)の維持に役立つ」といったヘルスクレームも誕生している。

 

 2位は「NMN」(29票)。2020年にエイジングケアのニューフェイスとして初登場以来、人気素材へと躍進。登場初期に比べ、原料価格が下がり、商品開発に拍車が掛かった。こうした中、リポソーム化や還元型の原料を活用した商品も出てきている。また、「肌の潤い維持」「筋力維持」「睡眠の質の改善」などを謳える機能性表示食品が流通する。3位には、昨年の「プロテイン」に替わり、「コラーゲン」(22票)が入った。美容領域のほか、関節、骨、毛髪領域への利用が拡大。また、ホエイプロテインの原料高騰に加え、筋肉や骨などに関するエビデンスデータの蓄積が進み、タンパク増強を目的としたプロテインとの併用や、プロテインの代替ニーズが高まっている。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1838号(2026.6.17)で
健康産業新聞の定期購読申込はこちら