特集【中国産原料サプライヤーの戦略】 日中に精通するサプライヤーのChinese strategy
中国は、2012年に第二次産業の比率を逆転するまで、外需主導型産業の牽引する「世界の工場」として、安い人件費と安価な製造コストの提供で、グローバル市場に流通する製品展開を支えてきた。各国の商流やトレンドのノウハウが長年に亘り蓄積され、それぞれのレギュレーションに応じた性能や品質の高度化も進み、近年は安価なイメージはなくなりつつある。食品製造業を見ると、日本の食品製造企業約 5万社に対し、中国の食品生産加工企業は約45万社で、うち10人未満の小企業・小工場が35万社以上を占める。近年、食品生産が種類・数量共に拡大傾向にある中、これらの小企業の中には、価格勝負の粗悪原料を売り逃げするケースなども見られ、中国原料への依存が大きい日本市場では問題視される。中国政府は、地域間の相違や、都市・農村の相違による従業員10人未満の小企業・小工場が食品品質・安全監視管理の推進において、長期に亘る困難な課題と位置付け、違法行為の取り締まりとともに、監督管理を年々強化している。
ビジネス面では、相互理解のための自己主張や、実質的な利益を優先する効率化の追求といった傾向が国民性として根付いており、様々な要求が飛び交うグローバルビジネスの場でも大きな強みとなっている。華僑のネットワークを活用した同国同士の会談・会合なども世界各地で行われており、一般のメディアに頼らない強力な情報網を持つ。健食業界では、日中に精通した原料サプライヤーとのビジネスにより、日本に適した「価格」と「品質」の安定確保とともに、将来的なグローバルトレンドを見据えたビジネス展開においても、より大きなチャンスの可能性を秘めている。国内では、日中に精通する原料サプライヤーとして、㈱CBDや㈱サンクト、大栄トレーディング㈱、㈱シンギー、㈱フリーマンニュートラグループといったサプライヤーが活躍。新原料の開発や、原料調達力の拡充、PB開発、小口販売体制の構築など、日本のサプリメント市場におけるトレンドや課題解決に向け、独自のノウハウでビジネスを展開している。つづく
詳しくは健康産業新聞1837号(2026.6.3)で
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