特集【プロテオグリン】 筋肉ケアや免疫調整など新たな知見も

 プロテオグリカンは、2000年に青森県の産学官で世界初の量産化技術が確立され、2010年に原料供給が本格化、今年で16年目を迎える。もともと牛や鯨などの軟骨を原料に、薬品を使用した複雑な工程による精製で“グラム3,000万円”の研究試料として“夢の機能性成分”だったが、2010年以後は、関節・美容系のエビデンスが豊富な点や、高い体感性を有することが評価され、北海道産サケ鼻軟骨由来を中心に市場を形成。サプリメントを中心に、国内外で採用が広がっている。機能性表示食品の受理数は累計206品目(5月末時点)と前年比14.4%増に。

 

 ファンケル、えがお、山田養蜂場、富士フィルムなどのほか、化粧品を主力とするノエビア、新日本製薬、ドリンクメーカーのダイドードリンコ、製菓メーカーの森永製菓、加工食品の王子サーモン、薬系ルートの富士薬品やマルマンH & B、富山常備薬、住宅総合メーカーのアルクなど幅広い業種が展開している。異業種では、東奥日報社や長崎新聞社が機能性表示食品『かしこく健康習慣 青森プロテオグリカン』でサプリメント通販に参入。読者の大半を高齢者が占め、関節と肌を訴求した自社広告で顧客獲得を図るもので、朝刊配達と集金等で顧客情報を掌握している新聞販売店を拠点とした新たな販売モデルだ。

 

 関節系と美容系を中心に、エビデンス構築も進んでいる。青森県・弘前大学では、20年以上に亘ってPG研究を推進しており、一昨年には、マウスでの育毛効果を確認したほか、5月開催の『第80回日本栄養・食糧学会大会』において、通性細胞内病原体であるリステリア・モノサイトゲネスの感染モデルマウスを用いて、あおもりPGの細胞感染に対する効果を報告。「PGは免疫刺激の違いにより、免疫制御と免疫賦活の相反する両側面を持つことから、免疫バランスの調整に有用である可能性が示唆された」(特任教授・中根明夫氏)としている。つづく

 

 

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