ZOOM UP【アクティブシニアサポート〈注目の骨・筋肉対応素材〉】 健康意識高いシニア増加、 サプリに商機

 総務省統計局が昨年9月14日、敬老の日に合わせて発表した我が国の高齢者人口を見ると、総人口における65歳以上人口は3,619万人と、前年比5万人減少した。一方で、総人口に占める割合は同0.1ポイント増の29.4%と過去最高を記録した。高齢者人口の増大を受け、フレイルや認知症に対する医療費や介護費および、その体制の逼迫が懸念される。ただ、民間調査では、65歳以上のシニア世代の方が、30代よりも健康意識が高く、運動習慣が活発であるとの調査結果も見られる。国の調査でも高齢者の体力や健康寿命が年々伸びていることも発表されている。これらアクティブシニア層は、経済的な余裕を持つ人も多く、健康食品の購買金額も高い。ECにも対応しており、通販協の調査では、通販で健食を購入した全世代の中で、70代が最も多かったとの結果も出ている。

 

 サプリメント業界でも、アクティブシニアをターゲットとした製品展開が活発化。筋肉・筋力・骨領域で調査した機能性表示食品は5月12日時点で296品(取下げ除外)。昨年同時期から42品増加した。機能性関与成分を見ると、筋肉領域ではGABAやHMB、バナバ葉由来コロソリン酸、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン、マスリン酸など。筋力領域ではブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン、中鎖脂肪酸(オクタン酸、デカン酸)、PQQなど、骨領域では大豆イソフラボン、マルトビオン酸Ca、β-クリプトキサンチンなどが代表格となっている。この他、カルシウムやビタミンD、ビタミンK2、珪素など、従来から骨密度の強化に良いとされる素材をはじめ、NMN、ポリアミンで筋肉・筋肉のエビデンスを取得し、素材提案を強化するサプライヤーも見られる。近年は高齢者のタンパク質摂取も推奨されており、プロテイン製品を積極的に摂取するアクティブシニア層も少なくない。一方で、高齢者はタンパク質を十分に消化吸収できないとも言われており、少量で筋肉維持に役立つ素材にも需要が高まっている。つづく

 

 

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