連載㉗【薬局・薬店の新規事業】 サプリ購入全額補助や栄養相談など、女性活躍支援を加速
大手ドラッグチェーンでは、女性の働きやすさを促す職場づくりとして、女性店長比率向上プロジェクト(ウエルシア薬局)や、管理職登用の推進(ツルハ)などに取り組む中、㈱マツキヨココカラ&カンパニー(東京都文京区)では、サプリメント購入補助や栄養相談の提供を盛り込んだ新たな支援策を開始。人的資本経営と健康保険組合のサステナビリティの両立を志向したもので、妊娠前の20~40歳代向け「プレコンセプションケア支援」と、40代以上向け「更年期ケア支援」を実施している。「プレコンセプションケア」とは、妊娠前の健康管理の意。2022年4 月より不妊治療が健康保険適用となり、健康保険組合の医療費負担が増加傾向にある中、妊娠前や妊娠初期の女性をケアする“プレコンセプションケア”の重要性が高まっている。また、40代以上の女性の更年期障害等における治療、労働生産性の低下などに対する“更年期ケア”も喫緊の課題となっている。
今回の支援策では、支援対象者に対する葉酸やエクオール含有サプリメントの購入全額補助(3ヵ月分)と共に、大塚製薬の栄養モニタリングサービス「Vivoo(ビブー)」を活用。「Vivoo」は、尿をかけた試験紙を専用アプリで読み取ることで、身体の栄養状態がその場で測定できる栄養モニタリングサービス。測定結果に合わせて、管理栄養士が監修食やサプリメント、生活習慣のアドバイスを提供することで、測定者の栄養状態を可視化し、自主的な健康管理に繋げる。ドラッグチェーンの中でも同社の女性就労者の比率は高く、女性の健康支援を“企業価値の向上に繋がる成長戦略”と捉え、産休・育休制度やリモート勤務推奨のほか、リモート勤務限定社員制度や、女性限定のチャレンジ店長制度など、様々な女性活性化プロジェクトを推進。さらに、社内誌『KIYO誌』におけるPBブランド開発者や女性キャリア、男性育児休暇取得者の掲載や、女性社員で構成されるワーキンググループ「F-minineWG(エフミニ)」、社内認定制度「フェムケアスペシャリスト」、PB商品「FRMRISA」の展開など、女性の活躍を推進する様々な環境整備に取り組んでいる。つづく
詳しくは健康産業新聞1836号(2026.5.20)で
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