特集【ストレス・メンタルケア素材】 「睡眠」「フェムケア」テーマに、ストレスケア素材の需要増

 「ストレス」を含むヘルスクレームで受理された機能性表示食品は1,224品 に(2026年4月28日現在、撤回品含む)。この1年で200品以上の新規受理があった。商品形態は、サプリメント、飲料、チョコレート、のど飴から生鮮食品(メロン、トマト、パプリカ)まで。製薬企業、飲料大手、有名アパレルブランドやコンタクトレンズからCVSのPB化まで、大手など、新規参入は後を絶たない。「快眠」「疲労」「肌」表示とのダブル・トリプルヘルスクレームで受理されている商品が多い。なお、「ストレス」「快眠」「疲労」領域の機能性表示食品は、「脂肪」「従来トクホ型」に次ぐ、トップ3の受理数となっており、累計受理数の10%以上を占める。関与成分はGABA、乳酸菌、グリシン、テアニン、S-アリルシステイン、パッションフラワー由来フラボノイド、ラフマ由来ヒペロシド・ラフマ由来イソクエルシトリン、5-アミノレブリン酸リン酸塩など。表示内容は、ストレスでは「一時的な精神的ストレスや疲労感の緩和」「一過性の作業にともなうストレスの軽減」、睡眠では「睡眠の質(眠りの深さ・起床時の睡眠に対する満足感)の向上」「起床時の疲労感や眠気の軽減」「一過性の作業にともなうストレスの軽減」など。ストレスケア食品の認知を高めたのは、発売20周年を迎えた『メンタルバランスチョコレートGABA』(江崎グリコ、2016年に機能性表示食品として受理)。そして、「ストレス緩和」「睡眠の質を高める」表示の『Yakult1000』(ヤクルト本社)は、コロナ禍(2021年)に全国販売され、ストレスケア食品市場の大きな起爆剤となった。

 

 ストレスケア市場で今後注目が高まるのは、月経対策の機能性表示食品。フロントランナーはアサヒグループ食品㈱。CP2305ガセリ菌を関与成分とする機能性表示食品『わたしプロローグ』を発売して3年が経つ。表示内容は、「正常な月経周期を有する健康な女性の月経前の一時的な晴れない気分、精神的疲労感、眠気を軽減する機能があります」。同社では、「症状の重さに個人差があるため、継続的な摂取の重要性が伝わりにくい部分も。女性向け情報サイトを通じた販促活動を強化し、商品認知を広げていきたい」としている。ラフマ葉抽出物『ベネトロン』で月経対策表示に対応するのは常磐植物化学研究所。「月経前の一時的な晴れない気分の軽減と睡眠の質(起床時の睡眠に対する満足感)の向上」「月経前の一時的なすっきりしない気分の軽減」などの表示が可能。臨床試験では、『ベネトロン』を摂取することで、月経一周期(卵胞期、排卵期、黄体期、月経)という短期間での有意差を確認、「即効性、体感性があることを実証済み」としている。次世代のフェムケア素材として注目され、老舗製薬企業や菓子メーカー(グミ)等での採用が相次いでいる。本特集のアンケート調査では、化粧品、衛生用品、化成品メーカーから、「男女別の“セクシャルメンタルヘルス”商材の開発を進めており、男性はED対策、女性はPMS対策や気分高揚が企画に」「月経対策でポピュラーな食品は鉄やプルーン。機能性表示食品としての製品化にビジネスチャンスがある」とのコメントがあった。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1835号(2026.5.6)で
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