特集【グルコサミン】 機能性表示食品、 NAGが牽引
グルコサミンは、関節サポート素材として長年に亘り健食業界で広く利用されている。今回、サプライヤー各社への取材からグルコサミンの国内流通量は1,300 t台と推測される。既存顧客を中心に供給量は堅調に推移した。高齢者人口は3,600万人を超え、全体の3割弱を占める。団塊世代が75歳以上になり、先進国の中でも急速に超高齢社会化が進む。また、総務省による労働力調査では、高齢者の就業者数は943万人と過去最多となった。こうした調査結果からもアクティブシニアを中心に、関節サポート素材に対する潜在ニーズの高さがうかがえる。
各社からは、「グルコサミンは注文量が安定している」「関節領域は、トクホにないヘルスクレームなので差別化しやすい」「様々な関節サポート素材が台頭している中、副剤に認知度が高いグルコサミンを配合するケースも多い」「人間同様、高齢化が進むペット向け製品開発の相談も増えている」などの声が聞かれた。主な原料サプライヤーは、甲陽ケミカル、焼津水産化学工業、中原、プロテインケミカル、扶桑化学工業、フリーマンニュートラグループ、バイオメディカルウェルネス、健康素材研究所など。グルコサミン塩酸塩の原料価格は、キロ当たり中国産で2,000円〜2,000円半ば、海外産で国内精製を加えると3,000円台、国産品は6,000円以上で推移する。価格改定を実施した事業者もみられる。各社、原料種類、供給体制、品質管理、エビデンスデータの充実、機能性表示対応などで差別化を図っている。
グルコサミン、N-アセチルグルコサミンを機能性関与成分とした機能性表示食品は、「関節」「肌」カテゴリーで250品を超える。昨年1月からの受理件数は30品弱。「関節」を中心に、N-アセチルグルコミサンを機能性関与成分とした機能性表食品が増えている。ヤクルトヘルスフーズは昨夏、「ヤクルトのサプリメント」ブランド初の機能性表示食品として『N-アセチルグルコサミン(90粒)』を販売。三菱ケミカルグループの新菱は、N-アセチルグルコサミンと水素分子を機能性関与成分に、関節と睡眠領域のダブルヘルスクレームが謳えるゼリーを上市している。グルコサミン市場は、アクティブシニアの底支えがある一方、各社からは、「新たな市場開拓が必要」との声も少なくない。つづく
詳しくは健康産業新聞1834号(2026.4.15)で
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