【トピックス】 キスでドーピング違反!? 親密な接触にも注意が必要

 プロアスリートのキスなど親密な関係によるドーピング違反が報告されている。2025年オリンピックのフェンシング選手イザオラ・ティブス氏は、オスタリンを含む製品を使用していた恋人とキスをしたことで、口腔を介して禁止薬物に感染したという。イザオラ選手は「恋人がオスタリンを摂取しているとは知らず、故意ではなかった」と弁明。スポーツ仲裁裁判により、WADAの出場停止処分が解除されたという。ちなみにボーイフレンドは、米国フェンシング競技でオリンピック銅メダルを2度獲得したレイス・インボーデン氏だった。

 

 また、同じく2025年、プロテニス選手のゴンザロ・オリベイラ氏は、メキシコ大会に出場した際、バーで知り合った女性と親密になりキスなどを行った。その後、「マンサニヨ・オープン」に出場した際、採取されたサンプルから禁止成分メタンフェタミンの陽性反応が出たという。オリベイラ選手は故意ではなかったと主張したが、独立審判機関は、「具体的な証拠に欠ける」として同選手に4年間の出場停止処分を下した。Pascal Kintz氏は、学術誌『Sage Journal』で、親密な接触中に薬物移行を説明できる3つのヒト組織があり、皮膚、唾液、精液であると発表した。その中でも、キスによる口腔液の汚染により、10㎍、1㎍の低用量で薬物移行する可能性があると語った。つづく

 

 

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