脂質栄養学会、9月27~28日都内で

 日本脂質栄養学会第28回大会が9月27~28日、学術総合センター一橋講堂(東京都千代田区)で開催される。

 国立精神・神経研究センターの大久保亮氏は、「がん再発不安に対するアルファリノレン酸・プロバイオティクスの有効性の検討:二重盲検比較試験」について講演。シンポジウム「スポーツと脂質栄養」では、日本水産・食品機能科学研究所の柳本賢一氏が、スポーツニュートリションとしてのエイコサペンタエン酸高含有魚油の可能性について講演する。またシンポジウム「リポクオリティと脂質栄養」では、京都大学大学院農学研究科の岸野重信氏らが、腸内細菌がつくり出す新たな機能性脂肪酸について話す。

 一般演題では、富山大の浜崎景氏らが、「妊娠期の魚食・n-3系脂肪酸摂取と産後抑うつに関する縦断研究(エコチル調査入り)」を発表する。このほか、「食品素材に含まれるセラミドの簡便な定量方法」(徳島大院社会産業理工・田中保氏ら)、「魚油とリコピン摂取がラットのアディポネクチン濃度に及ぼす影響」(千葉県立保健医療大栄養・細山田康恵氏ら)、「神経機能を制御するドコサヘキサエン酸(DHA)の新規作用機序の解明」(奈良先端大バイオサイエンス領域・鈴木慎一郎氏ら)、「出血性ショックモデルを用いたω3脂肪酸経腸投与の循環動態改善及び抗炎症作用」(お茶大院ライフサイエンス専攻・伊藤佳蓮氏ら)などの発表が行われる。

 

詳しくは健康産業速報第2363号(2019.9.13)で
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