ZOOM UP【β-グルカン】 “免疫”機能性表示の登場で市場拡大に期待
現在、世界的に健康への関心が高まる中、欧米をはじめアジア圏でも特に注目されているのが免疫領域。米国調査会社NBJの調査では、“イミューン(免疫)ヘルス”に関連した製品は年々 10%近い水準で成長しているとしている。特にCOVID-19以降、その傾向は顕著で、好調に市場拡大を続けている。免疫に関するヘルスクレームが先行する米国市場では、サプリメントに配合されている人気素材としてビタミンC、Dや亜鉛、エルダーベリー、アシュワガンダなどが目立つが、なかでも免疫へ作用する実力素材として認知されている素材のひとつがβ-グルカンだ。調査会社のグローバルインフォメーションが発表した最新の市場調査レポートによると、2025年から2030年までのβ-グルカンの世界市場規模は2025年で6億9,000万米ドル、2030年までの予測期間の年平均成長率(CAGR)は7.98%で、2030年には10億2,000万米ドルに達すると予測している。
また最近では、韓国美容市場で保湿成分としてβ-グルカンが評価されていると分析する企業もあり、「肌のコンディショニング用途での利用拡大が期待できるのでは」との声もある。一方、日本国内でもβグルカンの利用拡大の兆しが。昨年、免疫機能の維持を表示するβ-グルカン配合の機能性表示食品が登場。届出したのは神戸製鋼グループの神鋼環境ソリューション(販売会社:ミカレア)。β-グルカン(食物繊維)を関与成分とした初の免疫訴求商品で、さらに従来のpDCへの作用ではなく、単球・ナイーブT細胞への作用を機序とした点で話題を集めた。今年に入りPRISMA2020準拠のSRによる届出でも受理。SRの提供に乗り出す予定で、既に利用を希望する企業も複数あるという。また、ユーグレナ社でも睡眠の質改善、ストレス緩和に次ぐ新たなヘルスクレームの届出も準備しており、今後の利用拡大に注目が集まっている。つづく
詳しくは健康産業新聞1831号(2026.3.4)で
健康産業新聞の定期購読申込はこちら