日本コエンザイムQ協会、22回目の研究会開催 CoQ10の最新知見続々
日本コエンザイムQ協会は2月19日、東京工科大学・蒲田キャンパスで「第22回研究会」を開催した。「酸化ストレス研究の未来と健康長寿へのアプローチ」をテーマに、今年は、日本酸化ストレス学会と合同で開催。約100人の参加者が集まった。教育講演では、東京工科大学教養学環/応用生物部の加柴美里氏が「CoQ10の量制御機構の解明」と題して講演した。同氏は冒頭、「CoQ10は生合成できる」と強調。メダカを実験動物として用いた解析で、CoQ10量の増加を確認したことや、レスベラトロールを細胞に投与することにより細胞内のCoQ10量が増加したことなど、CoQ10の量制御機構に関する研究成果を紹介した。
ランチョンセミナーでは、カネカバイオファルマ研究所の久保博司氏が、経口摂取した還元型CoQ10と酸化型CoQ10が、それぞれ消化管内および小腸組織中でどのような状態で存在するかなどをこれまでの研究成果をもとに報告。還元型、酸化型ともに、大部分がそれぞれ摂取時の状態で、小腸末端の管腔内まで到達し、その状態のまま小腸組織に吸収される。同氏は、「還元型と酸化型の経口吸収性の違いは、小腸上皮細胞からリンパ管への取り込みと、リンパ管への移行のしやすさに主に起因している可能性が考えられる」と言及した。また、消化管内での存在状態に着目した新たな用途に向け、臨床試験を実施していることを報告した。つづく
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