特集【注目のジョイントサポート素材】 「シニア」「アスリート」に照準、関節サプリ市場はまだ伸びる

 本特集で紹介するジョイントサポート素材の多くは、国内流通量1,300tを堅持するグルコサミン市場へのマーケットイン戦略を推進。「抗炎症・鎮痛」「関節のこわばり抑制」「骨密度・骨強度改善」「筋肉サポート」等を切り口に、“グルコサミンのサポート”素材として、着実に流通量を拡大してきた経緯がある。その後、単体でのエビデンス解明や体感性が評価されると共に、機能性表示食品制度も追い風となり、主剤としての採用が急ピッチで進んだ。今後のさらなる飛躍に向けて素材認知度のさらなる向上は欠かせない。グルコサミンやコンドロイチンなどと比較して、エンドユーザーの素材認知は低く、ブランドオーナー、受託製造企業へのアンケート調査では、「近年、体感性やエビデンスが高いレベルにある関節対応素材は数多い。消費者認知があれば積極的に採用したい」「独自性も大事ではあるが、一定の素材認知は不可欠。その上で、ストーリー性や付加価値のある素材を模索している」とのコメントがあった。

 

 原料サプライヤーサイドでは、一般食品への配合提案や外食・中食産業やアスリートとのコラボ、シニア向けスポーツ大会への協賛などを加速し、多面的に素材認知の拡大を図る。また、ウコン(クルクミン)、DHA、クロレラ、コラーゲンなど、大型素材を関節対応サプリ市場に提案する動きも目立つ。「関節」領域の機能性表示食品の受理実績は500品を超えている(2026年1月 現在)。表示別のシェア(本紙集計)を見ると、「脂肪系(BMI含む)」「トクホ系複数表示」「快眠・ストレス・疲労」に次いで、「関節・腰・筋肉・歩行」が4位に。「関節」領域の機能性表示食品が増加している要因としては、トクホにないヘルスクレームとしての表示メリットがある。また、高齢者からアクティブシニア、スポーツ、アスリートまで、幅広い年齢層にアプローチできるカテゴリーであることも手伝っている。そのため、サプリメント以外にも、牛乳、飴、菓子パンなど、一般食品形態での受理も増えている。

 

 「体感性」「海外での流通実績」「臨床試験データ」「コストメリット(少量での効果)」「国産」「安定供給」「植物性」「機能性表示対応」など、流通量を拡大するジョイントサポート素材には“ヒットの傾向”がある。「即効性・体感性」は大きな差別化に。通販企業では、「サンプルでいかに体感して貰えるか。それが本購入への入り口」「機能性表示食品の登場で、これまで以上に、一般消費者から効果感が求められている」としており、抗炎症素材は欠かせない存在になっている。つづく

 

 

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