【話題追跡】 米国で加速する「腸活×高タンパク」融合

 米大手SMのWhole Foods Marketは2026年トレンド予測に「Fiber(食物繊維)」をピックアップ。米国の健康食品市場では、長らく続いたタンパク質ブームに続き、食物繊維が市場拡大の注目株に浮上している。背景には、腸内環境改善や体重管理といったニーズに加え、食物繊維不足が社会課題として認識され始めたことがある。この潮流は米国市場における新商品動向にもあらわれている。インフォーマグループの米業界誌New Hope Networkは、革新的製品としてプロテイン配合アイスクリームや、栄養豊富なスープ「ブロス」を挙げた。プロテインアイスクリーム『Frozen One』は、1個当たりに食物繊維18gとプロテイン40gを配合、低糖甘味料アルロースで仕上げた“罪悪感なき冷菓”として紹介している。チキンの骨などを煮込んだTaking Stock Foods社のブロスは、水溶性食物繊維を配合。微量ミネラルやコラーゲン、タンパク質を摂取できるとしている。 

 

 米国の「腸活×高タンパク」商品で特徴的なのが、「Prebiotics×Protein」戦略だ。単に「食物繊維入り」と謳うのではなく、腸内細菌に作用することを明確に意識した素材選定が進んでいる。代表的なのが、イヌリンやフラクトオリゴ糖。いずれも水溶性食物繊維としての機能だけでなく、ビフィズス菌など善玉菌の増殖を助けるプレバイオティクスとしての認知が高く、スナックバーやプロテインパウダー、シリアルに広く採用されている。さらに、満腹感の持続を重視する製品では、レジスタントスターチの採用が目立つ。小腸で消化されず大腸に届く特性から、血糖管理や食欲コントロールで評価されており、GLP-1時代の「少量高栄養」ニーズと親和性が高い。グラノーラやベイクドタイプのプロテインバーで存在感を増している。つづく

 

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