【トピックス】 「隠れミネラル不足」が引き起こす健康課題
骨粗鬆症、心血管疾患、免疫低下――こうした生活習慣病リスクの背景に、慢性的なミネラル不足が潜んでいる。現代の食環境では、加工食品中心の食事や精製度の高い食品が増え、必要なミネラルを十分に摂取することが難しくなっている。さらに、農業の集約化や土壌の栄養枯渇により、野菜や穀物に含まれるミネラル量も減少傾向に。こうした背景が、慢性的な不足を招く要因となっている。マグネシウムは血圧調整や細胞代謝に不可欠であり、カルシウムは骨格形成と神経伝達を支える。鉄は酸素運搬、亜鉛は免疫と皮膚再生に関与する。これらの栄養素が不足すると、多岐に亘る健康課題が表面化するといわれている。
さらに重要なのは、ミネラルが他の栄養素の吸収を高める“ベース”であること。カルシウムやマグネシウムはビタミンDの働きを補完し、鉄はビタミンCと相乗的に吸収率を高める。亜鉛はタンパク質代謝や酵素活性に不可欠であり、これらのミネラルが不足すると、ビタミンやアミノ酸の利用効率も低下する。つまり、ミネラルは単独の栄養素ではなく、全体の栄養バランスを支える基盤として機能する。昨今の摂取量調査では、カルシウム・鉄・マグネシウム・亜鉛など主要ミネラルの摂取不足が、日本人の全年代で常態化していることを示している。つづく
詳しくは健康産業新聞1827号(2026.1.7)で
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