【話題追跡】 ”4強”続く健食人気素材、追随素材は現れるか!?

 本紙編集部が実施する健康食品受託加工・製造企業調査では、各社に受注依頼が多い素材を記入回答して貰っている。昨年12月調査の結果は、2025年下期の1位が「乳酸菌」、2位が「NMN」、3位が「プロテイン」となった。4位は「コラーゲン」で、2020年から6年間、この4素材が上位を占めている。まさに4強時代が続く。一方、一昨年辺りからは新しい変化もみられる。その1つがリポソーム化原料。リポソームとは、細胞膜や生体膜の構成成分であるリン脂質でできた0.1〜0.2μ程度の球状のマイクロカプセルを指す。タマネギのような多重構造で、それぞれの層に機能性成分を閉じ込めることができる。体内での持続性に優れ、機能性成分の体内吸収率も高まることが期待できる。昨年調査では「リポソームビタミンC」との回答が目立った。他にもNMNやCoQ10、クルクミン、フコイダン、ルテインをはじめ、複数のビタミン類やミネラル類をブレンドしたリポソーム化原料も登場している。昨年10月の「食品開発2025」でも、リポソーム化のトレンドがみられた。

 

 昨年6月と同12月調査でトップテン入りしたのが、「ルテイン」。アイケア向け機能性表示食品としての利用が進んでいる。加齢による眼の衰えを示すアイフレイルの認知も進み、通販やドラッグストアのみならず、医療機関ルートでも広がりをみせている。9位に入った「ナットウキナーゼ」は、海外や、中国訪日客をはじめとしたインバウンド需要が増えたことが大きい。同じく9位の「マカ」は、活力素材としての用途拡大に加え、サプライヤー各社によるエビデンスの積み重ねが結実し、フェムケア向けの利用が進んでいる。

 

 2026年の人気受注素材予想で少数票ではあるのの、抗酸化力に優れ、中国で人気の「エルゴチオネイン」や、米国をはじめ海外で需要が増す「抹茶」のほか、サプリ用途の利用が進む「水素」にも注目だ。水素吸入器を取り扱う医療機関が増える中、インナー ケア商材としてサプリメントを販売するケースが増加。睡眠領域の機能性表示食品は、大手GMSやチェーンDgSで採用されている。「NMN」がエイジングケア素材のニューフェイスとして登場したのが2020年。そろそろ4強を脅かす素材が出てきてもおかしくない。つづく

 

 

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