【トピックス】 サケ漁獲量減少対策、次の一手に細胞魚肉!?
北海道で水揚げされている秋サケの漁獲量は年々減少傾向となっている。2025年11月30日現在の漁獲量は、前年比約35%まで減少。最終的な漁獲量は2026年1月に発表されるが現状の数字で大きな変化はないという。「海水温上昇により、稚魚が育たない」「サケの回遊変化により日本の海に戻ってこない」など様々な要因が挙げられる。健康食品業界では、一部の原料は冷凍保存により数年分の在庫量はあるというが、各社サケ由来原料の確保を最優先に動き出しているようだ。北海道立総合研究機構では、これまでよりも成長させた稚魚を放流するなどサケ漁獲確保のために様々な対策を取っている。
一方、魚の細胞を培養して作る“培養魚肉”への関心が高まっている。シンガポールに拠点を置くウマミバイオワークスは、細胞培養技術を用いて食用魚肉や海洋由来成分の開発を手掛けている。2020年の設立以来、ウナギやキャビア、白身魚などの細胞培養食品の開発に成功している。生成AI技術を活用することで、適切な培地を選定できる点が最大の特長。これにより、持続的な安定生産のほか、生産効率によるコスト削減などが期待できる。同社は、細胞を培養する仕組みなどを提供する法人向けのBtoB事業を展開。国内では、マルハニチロと細胞性クロマグロの共同開発を始めたほか、サケ由来の健康食品原料、化粧品原料を供給する日本バリアフリーとも基本合意書(MOU)を締結。今後、サケ由来の機能性原料の開発を進めていくという。つづく
詳しくは健康産業新聞1826号(2025.12.17)で
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