【調査データ解説④〈メンズコスメ/フェムケア〉】 ジェンダーレス化進む/「製品が限定的」「イメージ先行」の声多数

 メンズコスメの受注状況について聞いた調査では、昨年調査と比較して「受注が増えている」との回答は、3.3ポイント減の18.3%。「受注は増えていない」との回答は同15ポイント増の55.0%だった。メンズコスメ市場の今後について「市場は拡大する」との回答は、同0.5ポイント増の43.1%となった。主な理由は、「10代・20代のコスメへの関心の高まり」「韓流スターの影響」「男性の美意識の高まり」「引き合いの増加」「大手メーカーの参入と宣伝効果で」などのコメントが聞かれた。一方で、「市場は拡大しない」「どちらとも言えない」と回答した企業からは、「ユニセックス化」「ジェンダーレス化」「メンズに特化する必要性がない」などのコメントがみられた。若年層を中心に、男性の化粧人口は増加しているとみている企業が多い一方、化粧男子は女性向けの化粧品を使用するケースも多いことから、男性用・メンズコスメという分類には、疑問を持つ企業も少なくないようだ。

 

 フェムテック/フェムケア化粧品の受注状況を聞いた調査では、昨年調査と比較して「受注が増えている」との回答は12.8ポイント増の31.8%だった。今後について、「市場は拡大する」との回答は昨年調査より8ポイント減の34.6%となった。「市場は拡大する」と回答した企業からは、「女性の健康意識が高まっている」「得意先より開発要請が増えている」「言葉が浸透してきた」などのコメントが聞かれた。なかには、サプリメント業界で女性の悩みを表示できる機能性表示食品が続々誕生している例を挙げ、「サプリとのコラボで市場が拡大すると予想する」の回答、「コスメだけではアイテムが限定される。ブランドオーナーがフェムケアを訴求し、関連製品をクロスセルするようになれば、市場拡大にも期待できる」との回答も見られた。一方で、「市場は拡大しない」「どちらとも言えない」と回答した企業からは、「商材の幅に広がりがない上、薬事的にグレー」「必要性の実感が伴っていない」「受注数が横ばい」「デリケートゾーン一辺倒」「市場へのアプローチの仕方が難しい」「イメージ先行で市場形成された反動」などの回答が見られた。つづく

 

 

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