【調査データ解説①〈人気受注素材〉】 「乳酸菌」が3年連続で1位
本紙編集部では、健康食品受託加工・製造企業を対象に、「2025年下期の人気受注素材」と「2026年上期の予想受注素材」について調査し、130社から回答を得た(複数回答)。2025年下期の受注素材でトップになったのは「乳酸菌」。腸内細菌への関心は高く、“腸活”といったフレーズは、日常生活の中で浸透している。腸内環境のバランスの乱れが種々の疾患リスクを高めることも消費者が認識するようなってきた。各社では、特徴を持った乳酸菌を展開。「腸内環境改善」「便通改善」などの整腸作用領域を筆頭に、「免疫機能の維持」「体脂肪低減」「内臓脂肪低減」「歩行機能の向上」「肌の潤い維持」「紫外線刺激から肌を保護する」「ストレスの軽減」「目・鼻の不快感を緩和」「食後の胃の負担を和らげる」「睡眠の質向上」「記憶力の維持」「膣内の調子を整える」――など、様々なヘルスクレームの機能性表示食品が流通する。2025年は、「BMIが高めの健康 な方の、健常域で高めのHbA1c(血糖コントロールの指標)の低下をサポートする」「除脂肪体重(全身の筋肉量)の維持に役立つ」といったヘルスクレームも誕生。今後の動向が注目される。
2位の「NMN」は、2020年にエイジングケアのニューフェイスとして初登場以来、人気素材へと躍進。エビデンスデータの蓄積が進み、肌領域に加え、筋力維持、睡眠の質改善などを謳える機能性表示食品も登場。インバウンド需要のみならず、国内ユーザーの獲得も進む。需要が増す3位の「プロテイン」は、成長率が落ち着き始めているものの、各社からは製品投入が続く。粉末品市場は850億円に到達したとみられる。プロテイン人気に伴い、「アミノ酸」市場も活発で昨年調査の9位から 6位にランクアップした。
2026年上期の人気受注素材予想では、トップ3の「乳酸菌」「NMN」「プロテイン」はじめ、上位の顔ぶれに大きな変化はない。トップテン圏外では、機能性表示食品で利用が広がる「GABA」、抗酸化力に優れた「エルゴチオネイン」、海外で人気の「抹茶」、サプリ用途での利用が進む「水素」などの回答が複数挙がった。つづく
詳しくは健康産業新聞1826号(2025.12.17)で
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