連載㉑【海外ヘルスケア最前線】 米国小売店舗の変化に注目

欧米を中心に変化するヘルススケアビジネスに携わり、健康食品事業を手掛けるOctroll㈱・代表取締役の田中啓之氏が、海外ヘルスケア市場の最新動向などを紹介する。

 

 前回レポートしました米国展示会「Supply Side Global」への参加と併せて、現地でのリテールを周り市場調査も実施しました。様々な分野で面白い商品が数多くありましたが、個人的に気になったトレンドを3点挙げると、①引き続き、旺盛なキノコサプリ需要、②オメガ3サプリの棚が拡大、③多角的機能を訴求するトータルインナービューティー商品群の広がりです。

 

 キノコサプリの商品群が目立つようになったのは新しいことではないですが、サプリのみならずプロテインや食品分野まで、その裾野が広がっています。植物性プロテインにアダプトゲン訴求でキノコ原料が配合されていたり、安眠訴求でのキノコグミなど。次いで、メジャーな魚油由来オメガ3コーナーですが、原料価格の高騰やプラントベースの流れを受けて縮小しているかと思いきや、逆に拡大している印象です。各社差別化のために、Advanced(“最先端の”)OmegaやComplete(“完全な”)Omegaなど、インパクト重視のキャッチコピーや商品名で差別化を図っていたり、魚種や海域、非養殖などで差別化する商品もありました。妊娠中に摂取するものなどシーン別で差別化する商品も登場していました。植物性を謳う商品も台頭していました。

 

 インナービューティー領域では、コラーゲン商品がメインですが、髪や肌、爪など用途を分ける多角化展開が見受けられます。コラーゲン以外にも髪&肌&爪をセットで訴求する製品が多く見られました。スキンケア訴求の製品は日本でも見ますが、髪&爪などとセットの見せ方はあまりしていないと思いますので、この点は面白かったです。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1826号(2025.12.17)で
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